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世界初の機構を搭載した機械式時計

セイコーウオッチ株式会社(代表取締役会長 兼 CEO 服部真二、本社:東京都中央区)は、国産腕時計を代表する<グランドセイコー>から、「コンスタントフォース」機構と「トゥールビヨン」機構を同軸に一体化した世界初の機構を搭載する、機械式時計のコンセプトモデル「T0 コンスタントフォース・トゥールビヨン」(以下「T0」)を発表いたします。
 このモデルは、7 月20 日に岩手県岩手郡雫石町に開設した「グランドセイコースタジオ雫石」に展示されます(非売品)。


T0 は、ともに高度な設計と製造の技術が要求される二つの複雑機構「コンスタントフォース」※1 と「トゥールビヨン」※2 を同軸に一体化して組み合わせることで、機械式時計としてセイコーの歴史上で最高レベルの時間精度を実現したものです(特許登録済)。

 2020 年8 月に商品化された機械式ムーブメント「9SA5」が、商品化を前提として開発されたのに対して、T0 の開発においては、機械式時計としてさらなる高精度化を遂げるために、商品化にとらわれない自由な発想で複雑機構を生み出しました。

 「グランドセイコースタジオ 雫石」におけるT0 の展示では、連続して回転するトゥールビヨンにコンスタントフォースの断続的な回転が追随する、ユニークな動きをご覧いただけるとともに、二つの機構が刻む音が16 ビートの躍動的なハーモニーを奏でる様子を体感していただけます。
(スタジオは完全予約制での公開を予定していますが、新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、当面の間、公開を見合わせております。予約受付の開始時期につきましては、グランドセイコー公式Web サイトにて改めてご案内いたします。)



現在 懐中時計(ポケットウォッチ)を製作しているメーカーはかなり少なくなってしまいましたが、パテック フィリップは伝統を守りながら製造を続けています。

日本語では懐中時計と呼ぶ事が多いですが、提げ時計(さげどけい)という呼び方も使います。
「提げ」は(手に)持つという意味ですから、まさに言葉の通りですね。

以前のブログでも書きましたが、この懐中時計を腕に巻き出したのが紳士用の腕時計の起源と言われています。

更に歴史を遡れば、携帯できる時計が開発される以前は掛時計や置時計(英語でclockと呼ばれるもの)しかありませんでした。