1995年に創業したロジェ・デュブイは、デザインもメカニズムも“型破り”だ。そんなロジェ・デュブイがタッグを組んだのが、表現におけるタブーとたたかうクリエイターの空山基である。型破りを自認する両者はどこに共鳴したのか。
「セクシーロボット」のように艶めかしい!
ロジェデュブイスーパーコピー エクスカリバー スパイダー ピレリ オートマティック スケルトン RDDBEX0705
タイヤメーカー「ピレリ」とのコラボレーションは2種。このモデルは最終戦となるF1アブダビGPの優勝タイヤをストラップ素材に使用する。アクセントカラーはホワイト。
ef.:RDDBEX0705
ケース径:45.00mm
ケース厚:14.02mm
ケース素材:チタン(ブラックDLC)
防水性:5気圧
ストラップ:ラバー
ムーブメント:自動巻き、Cal.RD820SQ、約60時間パワーリザーブ
仕様:ジュネーブシール
限定:世界限定88本
高級時計の世界でアーティストとのコラボレーションが増えているのは、時計という小さな世界に異色の創造性が加わったらどうなるだろうか?という蠱惑的な力があるからだろう。多くのタブーに挑戦しているアーティストの空山基と、大胆かつ挑戦的な表現でスイス時計業界を揺るがすロジェ・デュブイとのコラボレーションモデル「エクスカリバー モノバランシエ ソラヤマ」は、まさに人を惑わす時計だ。
徹底的に磨き上げられたフルポリッシュ仕上げのケースやブレスレットは、角が落とされており、その曲線美はまさに空山基の代表作「セクシーロボット」を思わせる艶めかしさがある。そしてブランドのアイコンである星形ブリッジにも手を加え、柔らかな立体構造となっている。
この造形には、今年発表したモノバランシエから採用された新しい構造が寄与している。以前は上下から星型ブリッジで歯車などを挟みこむ構造だったが、2021年からはスケルトンムーブメントの上に星形スケルトンモチーフを重ね合わせる構造になったため、ムーブメントに触れることなく空山基の世界観を表現することができたのだ。
最大の特徴は、10時位置のマイクロローターにある。じつは空山基が好む「モアレ錯覚(網点などの規則正しい模様が重なった際に発生する縞模様)」を表現するために、ローターとサファイアガラスに模様を入れ、ローターが回転で線が重なることによってモアレを発生させる。これが空山のこだわりだった。