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2021新作 オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク フロステッドゴールド」の34mmモデルが登場


オーデマ ピゲが、2020年4月に発売されたロイヤル オーク オートマティックコレクションの34mmモデルを拡大します。今回コレクションに加わるのは、ジュエリーデザイナーのキャロリーナ・ブッチとの提携により2016年に採用されたジュエリー技法、フロステッドゴールドの輝くモデルです。18Kホワイトゴールドのケースに組み合わせたのは新色のブルーに輝くタペストリーダイヤル。このユニークな組み合わせは、マニュファクチュールのクラフツマンシップを駆使した洗練されたノウハウによるものです。



細めの手首に輝く微妙な光のきらめき
 新しい18Kホワイトゴールドのロイヤル オーク モデルはフロステッドゴールドの輝きに包まれています。ケースとブレスレットを包むきらめくような効果とコントラストをなしているのがポリッシュ仕上げのベゼルの面取り、ビス、リューズとリンク。タイムピースのデザインと調和した新色ライトブルーのPVDコーティングダイヤルは、光を微妙にとらえて反射します。豊かな「グランドタペストリー」パターンが印象的で、ホワイトゴールドのアワーマーカーと針はケースとマッチされています。34mmのサイズは細めの手首にぴったりでエルゴノミック。

 キャリバー5800のために開発されたピンクゴールドの回転錘は、反射防止加工のサファイアケースバックから見ることができます。表示は時、分、秒とデイトで、パワーリザーブは約50 時間。現代的なライフスタルにぴったりです。



洗練されたフロステッドゴールド仕上げ
 フロステッドゴールドはフィレンツェの古い宝飾技法にインスパイアされた鍛金加工技術で、キャロリーナ・ブッチが自らのコンテンポラリージュエリーのクリエーションに使っていました。キャロリーナ・ブッチはマニュファクチュールのクラフツマンたちと共にこれをロイヤルオークのケースとブレスレットに応用すべく研究を重ねました。オーデマピゲ 時計 中古ゴールドの表面にダイヤモンドチップのツールでごく小さなわずかなへこみをつけます。これが貴石や「ダイヤモンドダスト」のようなきらめき効果を生むのです。このきらめきはロイヤル オークのユニークな幾何学的ラインとデザインコードを引き立て、遠くからでも一目でそれとわかります。二つのアトリエの共同作業から生まれたこの技法は、今回34mmモデルに採用するにあたり、新たに女性らしさと繊細なタッチが加えられました。


創造的チャレンジから生まれた長い友情
 オーデマ ピゲとキャロリーナ・ブッチの提携は2016年に始まりました。1976年ジャクリーヌ・ディミエがデザインしたレディースのロイヤル オークの再解釈をオーデマ ピゲがキャロリ ーナ・ブッチに依頼したことに始まります。こうして生まれたロイヤル オークタイムピースにより、マニュファクチュールのコレクションに多くのフロステッドゴールド モデルが続きました。ジュエリーとオートオルロジュリーを融合させたこれらのタイムピースは、マニュファクチュールの長いジュエリーウォッチの歴史に大きな貢献を果たしたと言えるでしょう。

タイメックス(TIMEX)歴史的名作が進化したxxxの新作


真鍮製のケースやレザーベルトを採用しており、スーツスタイルにも馴染みやすい上品なミリタリーウォッチ。ミリタリーテイストを残しつつも、タウンユースにマッチする洗練されたデザインに仕上げています。

日常生活用防水機能を備えているため、装着したままでも手洗いが可能。文字盤の全面が光る「インディグロナイトライト」を使えば、暗い場所でも時刻を一目で確認できます。



文字盤・ケース・ベルトのカラーリングをネイビーで統一した、スタイリッシュなデザインのミリタリーウォッチ。主張が強すぎず、さまざまなコーディネートに馴染みやすいアイテムです。

アラビア数字を用いたインデックスの内側に24時間表示をバランスよく配しており、視認性を重視する方におすすめ。樹脂やナイロンといった軽量素材を採用しているため、着け心地は快適です。



晴天下で5時間ほど過ごすとフル充電される、ソーラーシステムを搭載したミリタリーウォッチ。充電後は太陽の光なしでも約2か月稼働すると謳われており、エネルギー効率に優れています。

文字盤の周りにあしらわれたベゼルがデザインのアクセント。アメリカ産のレザーを使用したベルトを筆頭に、パーツのカラーリングはオールブラックで揃えています。

「ベル&ロス」の話題作がますます集める熱視線! 今夏こそ“シカクイダイバーズ”

昨年デビューしたベル&ロスの角形ダイバーズは、ブランドのアイコニックなデザインを守りつつ、本格機能を実現し、高く支持されている。

新作ではさらにスタイリッシュなタイムピースとして、その存在感を増している。チューダー(チュードル)まるでネイビーはジーンズを、ブロンズは潜水具を思わせ、いずれも使い込むほどに魅力を増し、愛着が湧いてくる。僕らのライフスタイルにいつも海があるように、その腕元にしっかりと寄り添うのだ。

大好きな海の世界に対する好奇心を、
さらに掻き立てる美しいブルー



SSケース、縦42×横42mm、自動巻き。45万円/ベル&ロス(オールブルー 03-5977-7759)
ベル&ロスの本格ダイバーズの歴史は、1997年に始まり、20年にわたって培われた技術が本作「BR 03-92 ダイバー ブルー」には存分に注がれている。その佇まいは海の世界観を象徴するブルーで、文字盤、ベゼル、ストラップを統一。まさに夏に打ってつけの1本なのだ。

さらにアクセントとなるレモンイエローの時針は、深海ではあえて視認性を落とし、優先する白い分針を際立たせる本格仕様だ。



腕時計は上を参照、Tシャツ5500円/グッドウェア(スタンレーインターナショナル 03-3760-6088)、サングラス1万8000円/オークリー(ブリンク外苑前 03-5775-7525)、タオル3900円/カシウエア グリーンブルーの色使いは眩い日差しの下でビーチファッションにセンス良く馴染み、300m防水性能がハードなマリンアクティビティの使用にも応える。

ダイビングギアのシェルケースを思わせる堅牢な収納ボックスには、付け替え用のシンセティックファブリックのストラップと工具をセットで収める。

2本しか時計を持たないナイジェル・ケーボンは、なぜタイメックスとコラボしたのか?

機構の凄さや稀少性といった一般的な価値観では測りきれない魅力を持つ腕時計。それがミリタリーウォッチである。

事実、街角を行くセンスのいい大人の腕にはかなり高い確率で、ミリタリーウォッチが巻かれている。

そこで、世界を代表するモノ好きファッションデザイナー、ナイジェル・ケーボンさんに聞いてきた。「なんで男はミリタリーウォッチに惹かれるんですか?」


ナイジェル・ケーボンさん。1949年、イギリス・ニューカッスル生まれ。今年、デザイナーデビュー50周年を迎えた大ベテラン。「3度のメシよりヴィンテージ好き」で、来日中には中目黒のジャンティーク、高円寺のサントラップといった古着屋巡りが欠かせない。
アウトドアやミリタリーのヴィンテージウェアのコレクターとして知られるファッションデザイナー、ナイジェル・ケーボンさん。御年69歳。

英国北部のニューカッスルで生まれ育ち、ファッションに興味を持った1960年代からコツコツ蒐集してきたそれらの量は膨大で、それこそガラクタから“博物館” 級のアイテムまでわんさか。

そんな彼だからこそ「時計もさぞかしたくさん持っているんだろうな」と話を聞いてみると、なんと2本しか持っていないという。しかも、どちらもミリタリーウォッチなんだとか。

「エクストリームな環境で確かな情報を得るためのツールとして進化したミリタリーウォッチは、使いやすく、タフで、邪魔にならなくて、武骨で、すべてのディテールに意味があって、歴史もある。モノ好きにとってこれ以上魅力的なものなんてないよ(笑)。と言いつつ、時計は着けるのが煩わしくてずっと興味がなかったんだけどね。でも、“コレならいいかも”と初めて買ったのがIWCの『パイロット・ウォッチ』。無駄を削ぎ落としたデザインが気に入っていて、出会いは確か……1990年だったかな」

以来30年、毎日着けているのだという。ちなみにこれは左手専用で、 針はいつも故郷英国の時間に合わせてる。で、右手に着けているのは?



ナイジェルさんが所有するすべての腕時計。左が「レマニア」のヴィンテージクロノグラフ、右が30年前に購入した「IWC」のパイロット・ウォッチだ。これを毎日“両手”に着けている。
「1967年代のヴィンテージ。LEMANIA(レマニア)というブランドのもので、英国空軍に納入していたアイテム。“ボタン”がゴチャゴチャ付いていないワンプッシュ・クロノグラフがクールだと思ってさ。そしてダイヤルに刻印された英国空軍の象徴『ブロードアロー』マーク。矢印みたいなコレが僕の大好物(笑)。女性にはわからないかもしれないけど、男だったらわかるよね? こういうところに固執しちゃうところ」

5年前に日本で手に入れたという1本について楽しそうに話すナイジェルさん。これは右手専用で、滞在している国の時間にセット。「 超アナログなデュアルタイムさ(笑)」と、使い分けについて教えてくれる。

しかし、これで持っている時計はすべて。そのことについては「簡単さ。この2本を超える魅力的なアイテムと出会っていないだけ。でも、タイメックスと一緒に作ったこれは、3本目のコレクションに迎え入れるのに相応しい出来だね」と、小さなコットンキャンバス製の袋を取り出した。

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中から出てきたのは、タイメックスの代表作「キャンパー」をベースにした見たことのない1本。ブラックフェイスにオリーブグリーンのインデックス、ベルトはベンタイル生地で作られている。しかもベトナム戦争時には米軍官給品だった「ロレックス腕時計修理」の12時位置に、なんと英国空軍の象徴「ブロードアロー」を刻印してしまっているのだ。



「そういえば今日履いているスニーカーもベンタイルだ!」と言って、コラボウォッチを合わせるナイジェルさん。それをスタッフに「撮って撮って」と指示。
1968年にデビューして、ファッションデザイナーとして50年間活躍してきたナイジェルさんの知識と自由な発想が生んだミリタリーウォッチ。そのデザインの着想源には、ある俳優がいたという。

「ショーン・フリンというアメリカ・カリフォルニアの俳優で、ベトナム戦争に出兵してカメラマンに転身した人なんだ。彼は1970年に28歳で行方不明になってしまうんだけど、きっとその手にはタイメックスが巻かれていた。そして、彼のフォトジャーナリストとしての活躍を知る限り、彼は戦争には絶対に賛成はしていなかった。そういうことに想いを馳せていくといろんなアイデアが湧いてきて、こういうプロダクトに落ち着いたんだ」

そのオマージュを込めて、収納するコットンキャンバス製の袋にはショーン・フリンの顔をプリント。モデル名は「ナム・ウォッチ」と付けられた。確かにコイツは、これまでにない逸品である。

「基本的に時計は毎日着けるもの。傷が付いたらとか、スタイリングによって使えないとか、時間があっているかとか、気にかけることがあるほどにストレスになる。その点、ミリタリーウォッチは優秀だ。頑丈だし、着け心地もいいし、シンプルなデザインで汎用性もある。もちろん機能も素晴らしい。そこに心を満たす喜びまであったら無敵だと思わないか?」

史上初の英米同盟デザインで、使い込むほどに味わいが出るミリタリーウォッチ。これはまさに無敵なのかもしれない。